Always All Ways

Apologies, Glances and Messed Up Chances

ScrumMasterの存在は本質的な変化の妨げになっているのか?

私自身が、アジャイルなシステム開発やアジャイルな組織についての考えを深める上で、最も影響を受けた人物を5人挙げるとしたら、Tobias Mayer氏は間違いなくそのうちの一人です。

そんな彼が今月から新しいブログを始めました。

単にアジャイル開発がやりたいとかじゃなく、組織やビジネス環境を変えたいと思ってアジャイルに取り組んでいる人たちにはオススメです。
できればブログを読む前に、その背景などを綴った

にも目を通しておくとよいでしょう。

そして、昨日公開された最新記事が、

です。
世の中で"ScrumMaster"を名乗っている人たち(「認定」であろうがなかろうが)には、是非読んでほしい記事です。

ScrumMasterは組織の変化にとって邪魔な存在なのか?

彼の観察によると、ScrumMasterは以下の4つのタイプのいずれかになりがちであるということです。

  1. プロジェクト管理のよりよい方法を探し求めているPM
  2. 人々をよりうまく管理しようとしているマネージャ
  3. わけのわからないロールに投げ込まれたTech Lead
  4. ごくまれにコーチングやカウンセリングのスキルをもった人

最初の3タイプはたとえ短期的にも役には立たないし、最後のタイプの人は別にScrumMasterという名称にはこだわらないでしょう。

そして彼はこう書いています。

I believe the concept of ScrumMaster has done more damage to our industry than it has aided in change.

自らに常に投げかけ続けるべき問い

まぁ、ScrumMasterという名称自体がどうこうというのはさておき、それに類する役割を担っている(と思っている人)は常に自分の存在意義や価値を問うことが求められます。

If you are a ScrumMaster, evaluate your worth. Dig deeper into why you do what you do. Are you truly serving the goal of profound change? Are you rocking the system, making yourself vulnerable, or are you just putting on a new, cool hat while continuing to comply with the status quo? Yes, it's a confrontational question. We need more of those.