Always All Ways

Apologies, Glances and Messed Up Chances

Management

Spotifyのエンジニアリング文化

動画 Spotify Engineering Culture - Part 1 という動画がとてもよかったので、貼り付けておきます。 Spotify Engineering Culture - part 1 from Spotify Training & Development on Vimeo. 関連する参考記事 藤原さんのこの翻訳もあわせて読みたい。同じテ…

組織に変化をもたらすための4冊+1 〜Fearless Change(翻訳版)の出版に寄せて〜

書籍"Fearless Change: Patterns for Introducing New Ideas"の日本語訳が出版され、ありがたいことに献本をいただきました。翻訳者にはアジャイル界隈で日頃お付き合いをいただいている方々の名前が並んでいます。原著は Mary Lynn Manns, Ph.D. と Linda R…

見積りは必要?〜No Estimates Movementについて〜

今年に入ってからしばしばtwitter上で#NoEstimatesというハッシュタグを目にします。その議論は未だに続いているようですが、ここらでちょっと(後で自分で考えるためにも)簡単に整理しておきたいと思います。(全ての議論を追っているわけではないので、事…

人間の脳を活用せよ [Management 3.0 Course by Jurgen Appelo]

今週は、Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013に2日間参加、その後2日間のManagement 3.0研修に参加というスケジュールでさまざまな刺激を受けた1週間でした。その中でまずは、Jurgen Appelo氏によるManagement 3.0研修について簡単に書き留めてお…

JurgenのManagement 3.0コースの開催について

先日、Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013にJurgen Appelo氏が来日するということで紹介記事を書きました。 Jurgenがやってくる ヤア!ヤア!ヤア! - Always All Ways 本日は、そのJurgenが世界各地で開催し好評を得ているManagement 3.0コース…

Jurgenがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!

既にみなさんご存知のことと思いますが、Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013にJurgen Appelo氏がやってきます。 というわけで、予習エントリでございます。 まず一冊読むなら"Management 3.0" とりあえず読んでおきたいのは、"Management 3.0"で…

アジア諸国でのアジャイル開発普及と人材教育

ひきつづき、Agile Tour Osaka 2012 in Minohの告知ブログです。前回のエントリの時点では、まだ長瀬さんの講演タイトルと概要が公式に発表されていませんでしたが、数日前にようやく公表されました。 アジア諸国でのアジャイル開発普及と人材教育 これが、…

Agile Tour Osaka 2012の講演内容が少しずつ明らかに!

というわけで、前回のエントリに引き続いて、Agile Tour Osaka 2012 in Minohに関していくつかのアップデートを。 今年のAgile Tourのマップが更新されました Agile Tour 2012の公式サイトのトップページのマップが更新されました。 Welcome to Agile Tour 2…

今年もやります!Agile Tour Osaka 2012 in 箕面!

今年もAgile Tourの季節がやってまいりました。ゆるく世界とつながりながらやっているこのイベントも大阪での開催が今年で3回目。 オフィシャルページはこちら↓ Agile Tour Osaka (Japan) | agiletour.org 詳細と申込はこちら↓ 11月3日 AgileTourOsaka2012 …

XP祭り2012で感じたこと、考えたこと

9月15日に開催されたXP祭り2012に参加してきました。 今年は縁あって、「アジャイルコーチラウンドテーブル」というセッションにも(アジャイルコーチじゃないけど)登壇させていただきました。現在の立場的なものもあり、直接回答できるような内容があまり…

経営にとってのアジャイルその2(Steve Denning on Business Agility)

4月に書いた 経営にとってのアジャイル(または最近のSteve Denningの記事がツボにはまるという話) - Always All Ways というエントリの続編です。とは言っても、まぁ、Steve Denningのインタビューが昨日公開されていたのでそれを貼り付けてご紹介したか…

DADとCBP: アジャイルと規律と能力ベースの計画と

アジャイルと規律(Discipline)および制度化(Institutionalization)については、以前少しこのブログでも記事を書きました。 DisciplineとInstitutionalization - Always All Ways 今日は、たまたまScott W. AmblerのDADに関する記事から辿ってCBPという考…

ScrumMasterの存在は本質的な変化の妨げになっているのか?

私自身が、アジャイルなシステム開発やアジャイルな組織についての考えを深める上で、最も影響を受けた人物を5人挙げるとしたら、Tobias Mayer氏は間違いなくそのうちの一人です。そんな彼が今月から新しいブログを始めました。 Business Craftsmanship 単…

尊敬されていないイノベーターに、自分のアイデアを売ってしまわないこと

「How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜」の中で好きな箇所を一つ挙げろと言われたら、私は次の一節を挙げると思います。 決して、あなたが今後説得したいと考えている人々に尊敬されていないイノベーターに、自分のアイデアを売ってしま…

チェンジ・マネジメント3.0の何が3.0なのか

最近、宣伝づいているようで恐縮なのですが(実際、宣伝なのですが)、先週末に達人出版会より"How to Change the World〜チェンジ・マネジメント3.0"がリリースされました。おかげさまでみなさんにTwitterやブログでも取り上げていただき、翻訳者はじめ関係…

「How to Change the World〜チェンジ・マネジメント3.0〜」が出ました!

3月末頃からユルユルと翻訳作業を進めてきた"How to Change the World"(Jurgen Appelo著)の日本語版を、昨日(7/13)無事に出版することができました。本書は電子書籍版(PDF/EPUB)のみで、達人出版会さんのサイトから購入できます。 How to Change the Wo…

引き算で作る強い組織

なんか、id:kent4989さんの記事にかぶせて書くというのが続いて恐縮ですが、 アジャイル開発に求められる人材像に関する雑感 - 勘と経験と読経 を読んでまたいろいろと刺激を受けたので、いくつか考えたことをまとめておきたいと思います。 プラスアルファか…

社会的必然性としてのアジャイル

今朝、巷でちょっと盛り上がっていたやつに私も乗っかっておきます(笑)。 # 最初は乗っかるつもりはなかったのですが、読めば読むほど味わい深いので、私なりの解釈や思うところを書き記しておきたいと思った次第です。 # 元記事の著者お二人の意図に反し…

エンタープライズ・アジリティについて考える (3)

「エンタープライズ・アジリティについて考える」シリーズの第3回です。 過去の記事はこちら。 Always All Ways: [IT] エンタープライズ・アジリティについて考える (1) エンタープライズ・アジリティについて考える (2) - Always All Ways 過去2回では、…

経営にとってのアジャイル(または最近のSteve Denningの記事がツボにはまるという話)

このブログでも今まで、アジャイル開発におけるマネジメントやマネージャーの役割について何回か取り上げてきました。が、今までのはそれでもまだ、どちらかというと「現場より」のマネジメントの話でした。(会社の役職で言えば課長から部長くらいのイメー…

"How"の質問に答えてはいけない

先週は、リーンソフトウェア開発のポッペンディーク夫妻(メアリーとトム)が来日していました。幸運なことに私も、 月曜日はリーダーシップ・ワークショップの一日目に出て〜とんかつ食べに行って〜 火曜日はリーダーシップ・ワークショップの二日目に出て…

変革のマネジメントとはマネジメント自体を変革すること

組織へのアジャイル開発導入とか、アジャイルな組織への変革について考えたり調べたりしていると、温故知新というかなんというか、結構古くからある先人の知恵とでもいうべきものにたどり着きます。その中の一つとして、デミング(W.Edwards Deming 1900-199…

アジャイル開発に組織が興味を持ったならどうすればいいか?

タイトルはそのままパクりです。 id:kaji_3さんが興味深いブログ記事をアップされていたので、自分だったらどう考えるだろうか?ということでコメント代わりに簡単に思うところを書いてみます。 元記事は、こちら↓ アジャイル開発に組織が興味を持ったならど…

エンタープライズ・アジリティについて考える (2)

「エンタープライズ・アジリティについて考える」シリーズの第2回です。 とは言え、前回の(1)は一体いつどこで書いたやら…。かなりインターバルがあいてしまっています。前回(2011年8月!)の中途半端なエントリーはこちらです↓。 Always All Ways: [IT] …

ローカル・ナレッジを参照点として複雑適応系とダンスする要求開発

今朝の id:kent4989 氏のエントリにインスパイアされて、まとまりがないものの思うところを書いてみたいと思います。 元記事はこちら↓ ローカルな知としての要求開発 - 勘と経験と読経まず最初に断っておきたいのは、氏が言わんとしていることはだいたい理解…

"Lean Healthcare"ってなに?

さきほど、こんなブログ記事がアップされていました。 Interested in a Possible Lean Healthcare Study Trip to Japan? — Lean Blog そしてそこから辿っていくと、少し前のこんな記事にもぶつかりました。 Video: Salem Health CEO & Senior Leaders Commen…

DisciplineとInstitutionalization

アジャイル開発への取り組みに関して、現場メンバーとユーザ/顧客は前向きだけれども、情報システム部門も含めた社内マネージャ層が支持してくれないという話を良く聞きます。過去、自分の組織の中でのアジャイル開発(Scrum)の導入・展開を推進してきた経…

優れた肛門科医のように行動せよ!? (Act like a good Proctologist.)

タイトルは釣りです(笑)。 全体最適と部分最適を考えるときの姿勢 この週末に読んだブログの中で、"Stop B*tching About Local Optimizations"というやや刺激的なタイトルのエントリがありました。 RisingTideHarbor: Matt Barcomb's Blog on Lean Agile B…

書籍 "Agile for Managers" のベータ版

このブログでは今までしばしばマネジメント視点で見たアジャイル開発とかアジャイルな組織の話を書いています。その中でいくつかの書籍も紹介していますが、またちょっと気になる書籍が出版準備中との情報を見つけましたのでご紹介しておきます。しかも現在…

「信頼」が加速させるアジャイル

Peter Callies氏がLeadingAgileに書いていた記事が良かったので、簡単にご紹介しつついろいろ思うところをメモ書き。 Agile at the Speed of Trust – An Overview | LeadingAgile この記事は、Stephen M.R. Coveyの"The Speed of Trust"(邦題:『スピード・…