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Always All Ways

Apologies, Glances and Messed Up Chances

チェンジ・マネジメント3.0の何が3.0なのか

Agile Book Management

最近、宣伝づいているようで恐縮なのですが(実際、宣伝なのですが)、先週末に達人出版会より"How to Change the World〜チェンジ・マネジメント3.0"がリリースされました。

おかげさまでみなさんにTwitterやブログでも取り上げていただき、翻訳者はじめ関係者一同、心より感謝しています。

ところで、この「3.0」ってなんなんでしょうか?

Management 3.0とChange Management 3.0

ご存知の通り、原書の著者であるJurgen Appelo氏は、"Management 3.0"の著者でもあります。チェンジ・マネジメント3.0は元々、"Management 3.0"の研修コースの一部(書籍の"Management 3.0"にはそれに相当する章はない)であり、それ故にその3.0を継承していると考えるのが妥当かと思っています。

Manaement 3.0とは

では、"Management 3.0"の3.0というのは何を示しているのでしょうか?
これは書籍の中に書かれています。また、このブログの過去エントリでもそこを引用しながら以下のように記しています。

著者はMANAGEMENT 1.0から3.0を以下のように定義しています。

Management 1.0 = Hierarchies
Management 2.0 = Fads
Management 3.0 = Complexity

要するに、1.0は階層型組織におけるトップダウン型(場合によっては科学的管理とかコマンド&コントロールとも呼ばれる)のマネジメントであり、2.0は基本的な構造は1.0を引きずりながらその上にいろんなadd-onを載せたもの、そして3.0はこれまでとは全く違う複雑系の理論やホリスティックな考え方に基づくマネジメントであるということです。

扱っているのは複雑で適応的な社会システムを変える方法

つまり、本書が扱っているのも、CAS (Complex Adaptive System)なのです。それを表す文言も中にいくつか出て来ています。

我々はみんな、複雑な社会システムを変える方法を知りたいのだ。

社会システムのような複雑なものの振る舞いを変えるためには、チェンジ・マネジメントの4つの側面を理解する必要がある。

そして、それを全く新しい手法や考え方を持ち出すのではなく、その4つの側面に対応する既存の有名なモデルをラッピングする形のスーパーモデルで説明しようとするのが本書の真骨頂なのです。