Always All Ways

Apologies, Glances and Messed Up Chances

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

引き算で作る強い組織

なんか、id:kent4989さんの記事にかぶせて書くというのが続いて恐縮ですが、 アジャイル開発に求められる人材像に関する雑感 - 勘と経験と読経 を読んでまたいろいろと刺激を受けたので、いくつか考えたことをまとめておきたいと思います。 プラスアルファか…

社会的必然性としてのアジャイル

今朝、巷でちょっと盛り上がっていたやつに私も乗っかっておきます(笑)。 # 最初は乗っかるつもりはなかったのですが、読めば読むほど味わい深いので、私なりの解釈や思うところを書き記しておきたいと思った次第です。 # 元記事の著者お二人の意図に反し…

エンタープライズでのScrum導入を支える仕組み

いろんな経緯から金融系のエンタープライズでのScrum導入について海外での事例などを聞かれたりすることがあります。その度に知ってる範囲で小出しにちょこちょことお話したりもしているのですが、その中でも割とまとまっている公開資料をもとに、少し気にな…

Agile Outsourcing: アジャイルサプライヤーの選び方

このVlogシリーズは好きで、新しいのが出るたびに結構観ています。時々FacebookやTwitterでもシェアしていますが、たまにはこちらでも紹介しておきましょう。今日アップされた最新作のタイトルは、いま、巷でホットな話題(かもしれない) "Vlog 31 about Ag…

エンタープライズ・アジリティについて考える (3)

「エンタープライズ・アジリティについて考える」シリーズの第3回です。 過去の記事はこちら。 Always All Ways: [IT] エンタープライズ・アジリティについて考える (1) エンタープライズ・アジリティについて考える (2) - Always All Ways 過去2回では、…

プロジェクト向きのアジャイル開発手法:DSDM

DSDMって聞いたことありますよね?そうそう、アジャイル開発手法の一覧みたいな表には必ず含まれているけど、XPやScrumと違って実はあまりその実態を知らないやつです(笑)。もちろん私も聞いたことはある程度で、ちゃんとした知識は持ち合わせていません。…

経営にとってのアジャイル(または最近のSteve Denningの記事がツボにはまるという話)

このブログでも今まで、アジャイル開発におけるマネジメントやマネージャーの役割について何回か取り上げてきました。が、今までのはそれでもまだ、どちらかというと「現場より」のマネジメントの話でした。(会社の役職で言えば課長から部長くらいのイメー…

"How"の質問に答えてはいけない

先週は、リーンソフトウェア開発のポッペンディーク夫妻(メアリーとトム)が来日していました。幸運なことに私も、 月曜日はリーダーシップ・ワークショップの一日目に出て〜とんかつ食べに行って〜 火曜日はリーダーシップ・ワークショップの二日目に出て…

変革のマネジメントとはマネジメント自体を変革すること

組織へのアジャイル開発導入とか、アジャイルな組織への変革について考えたり調べたりしていると、温故知新というかなんというか、結構古くからある先人の知恵とでもいうべきものにたどり着きます。その中の一つとして、デミング(W.Edwards Deming 1900-199…

要求開発を語るときの心地悪さとその原因

id:kent4989さんのエントリに反応しつつ、また少し要求開発界(?)を盛り上げてみましょうか。 元エントリは、こちら↓ 要求開発のホームグラウンドについての考察 - 勘と経験と読経この中で彼は、要求開発の適用範囲は限られており以下のような領域がその「…

Scrumを教えるのに最適なフレームワークはScrum

Tobias Mayer氏が、「スクラムのワークショップにおける5つの『やってはいけない』」みたいなブログ・エントリを書いています。せっかくなので、その5つを見出しのみ抜粋してみると、 Don't plan the whole workshop. Don't ask questions you already kno…

アジャイル開発に組織が興味を持ったならどうすればいいか?

タイトルはそのままパクりです。 id:kaji_3さんが興味深いブログ記事をアップされていたので、自分だったらどう考えるだろうか?ということでコメント代わりに簡単に思うところを書いてみます。 元記事は、こちら↓ アジャイル開発に組織が興味を持ったならど…

エンタープライズ・アジリティについて考える (2)

「エンタープライズ・アジリティについて考える」シリーズの第2回です。 とは言え、前回の(1)は一体いつどこで書いたやら…。かなりインターバルがあいてしまっています。前回(2011年8月!)の中途半端なエントリーはこちらです↓。 Always All Ways: [IT] …

ローカル・ナレッジを参照点として複雑適応系とダンスする要求開発

今朝の id:kent4989 氏のエントリにインスパイアされて、まとまりがないものの思うところを書いてみたいと思います。 元記事はこちら↓ ローカルな知としての要求開発 - 勘と経験と読経まず最初に断っておきたいのは、氏が言わんとしていることはだいたい理解…