Always All Ways

Apologies, Glances and Messed Up Chances

リーンソフトウェア開発がいまだによくわからない

アジャイル開発というと、まず頭に浮かぶのがXP、Scrum、Lean、Kanbanあたりでしょうか。その中でも私は、リーン(Lean)がイマイチよくわかっていないのです。いやほんとに。確かにいろいろ書籍も出ていますし、インターネット上でも調べればその説明をしたサイトがたくさん出てきますので、その辞書的な説明を字面を追いかけてなんとなくそんなもんかというのはあるのですが、ほかの3つ(XP、Scrum、Kanban)と比べるとなんとなくレイヤーが違うというかスコープが違うというかちょっと靄がかかった向こう側にあるような感覚です。

リーン3部作も2冊目まではピンと来なかった

リーンソフトウェア開発と言えば、MaryとTomのPoppendieck夫妻の3部作が有名です。読んだ時期にもよるのかもしれませんが、「リーンソフトウェア開発」は読んだかどうかすら覚えていないし、「リーン開発の本質」も図書館で借りて読んだ記憶はあるものの内容のほとんどは恥ずかしながら右から左に抜けてしまっているようです。

でもとりあえずなんかわかったことにしておこう

そして僕は途方に暮れていたのですが、平鍋さんが書かれたブログの手描きの図を見て、「あぁ、そういうことか」ととりあえずわかったことにしておこうと思ったのが2009年秋の出来事。その平鍋さんの記事が、これです。
Agile から Lean への旅 -- UK Lean Conference を終えて:An Agile Way:ITmedia オルタナティブ・ブログ
それにインスパイアされて、自分のブログに雑文を書いたのが、これです。
Always All Ways: [IT] 近頃じわじわ来るものについての雑感
そして、ちょうどその頃にAllan Shallowayの"Lean-Agile Software Development"を読んだりなんかもしつつ、とりあえずわかったことにして某イベントで発表したりもしていました。

そして組織改革へ

そうこうしているうちに、リーン3部作の3作目とも言える「リーンソフトウェア開発と組織改革」が出版されました。これは、ちょうどアジャイル開発を進めるための組織とかに本格的に興味を持ち始めた時期でもあったため、じっくり読み、内容についても納得できるところが多かったです。
しかしながら、かと言って、リーンソフトウェア開発そのものが以前より理解ができたということではなく、別の観点での興味・理解であったように思います。

でもやっぱり知りたいし、仕事に有益であれば取り込みたい

というわけで、タイトルにもあるように、リーンソフトウェア開発というのがいまだによくわかっていません。でも、きっとちゃんと理解して仕事に取り入れられるようになれば、何かが変わるんだろうな、とは思っています。しかも、開発者視点だけでなく、企画やマネジメントをする立場、リーダーとしての立場でリーン原則をどう取り込んでどう活用していくかということを理解してみたいと思っていました。
問題は、いつどうやって?ということです。

Maryが来るよ(研修コースご紹介)

そんな私の気持ちを知ってか知らずでか(きっと知らなかったと思いますが)、Mary Poppendieckが4月に来日してワークショップ形式のトレーニングをやってくれるらしいです!
ということで、ここで(本題の?w)研修コースのご紹介です。
メアリー・ポッペンディーク「Leaders' Workshop (リーダーのためのワークショップ)」

  • 日付: 2012年4月9日(月)〜10日(火) :2日間
  • 時間: 10:00 〜 18:00
  • 開催場所: 株式会社豆蔵 トレーニングルーム ( 〒 163-0434 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新宿三井ビルディング34階 )
  • 価格: 20万円 + PDU発行の場合は事務手数料5600円を申し受けます
  • PMI日本支部様のご協力により、PMP® 14PDU (カテゴリA) が獲得いただけます。
  • 主催: Poppendieck.LLC & アギレルゴコンサルティング株式会社

詳細は下記のリンク先をご参照ください。
メアリー・ポッペンディーク「Leaders' Workshop (リーダーのためのワークショップ)」 4月9日〜10日 (同時通訳付き) - アギレルゴコンサルティング株式会社
事前予習が必要なトレーニングのようですので、お早めのお申し込みが吉!

リーンソフトウエア開発?アジャイル開発を実践する22の方法?

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リーン開発の本質 ソフトウエア開発に活かす7つの原則

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リーンソフトウェア開発と組織改革

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